~挑戦心 〜Go Forward Together〜
1.はじめに
私が青年会議所に入会した当初、自らの弱さに正面から向き合えず、ただ「何かを変えたい」という漠然とした想いを抱えていました。仲間と共に事業に挑み、地域課題に立ち向かう中で、思うようにいかず悔しさや葛藤を抱くこともありました。しかし、仲間と励まし合い、知恵を出し合い、壁を越える中で、自分の成長を実感しました。青年会議所は、他人の期待に応える場ではなく、自らを試し、行動によって成長を実感できる場所です。挑戦こそが未来を切り拓く原動力だと、私は確信しています。
1969年に設立された一般社団法人高萩青年会議所は、先輩諸兄姉の挑戦と情熱によって築かれ、地域の発展とともに歩んできました。その歴史と伝統は、私たちに誇りを与えると同時に、この組織と地域の「未来をつなぐ責任」が自分たちにあると強く自覚させます。
2021年に青年会議所に入会し、様々な役職を経験させていただきましたが、私は卒業の年を迎えます。これまでの学びと感謝を胸に、行動で恩を返し、JCの運動を未来へとつなぐべく、本年度を「行動と挑戦」の年と定め、理事長としての覚悟をここに示します。
2.リーダーの行動がまちの未来を切り開く
高萩市は今、少子化・人口流出に加え、働く場の減少や若者の地域離れといった課題があります。私自身、地域で働く中で、若い世代がまちを離れていく現実に強い危機感を覚えています。だからこそ、次代を見据えて挑戦を続けることが必要です。この現状を打破する鍵は、思考だけではなく「行動」に移すことにあります。その行動の目的は、誰もが笑顔で暮らせる持続可能な地域社会を築くことにあります。
私たちは行政や地域団体、企業、市民と連携し、課題を共有しながら解決への道を共に考え、地域の未来について真剣に語り合う機会を創出します。地域の人々が世代や立場を越えて関わり合い、互いの想いを形にしていくことが、私が描くまちの挑戦です。笑顔が集まる瞬間を生み出し、そこから地域への誇りと希望が広がっていくような活動を、これからも積み重ねていきます。
高萩青年会議所の使命は、人と人、組織と組織、世代と世代をつなぎ、笑顔が広がる高萩を創ることです。情熱を結集し、「高萩に住み、暮らし、働けるまち」の実現を目指します。住むことで愛着が生まれ、暮らすことで人の温かさを感じ、働くことで誇りを持つ。そんな「住み続けたいまち・高萩」を次の世代へとつなぐ挑戦こそ、私たちの責務です。
3.未来のための人財の育成
高萩の未来を担うのは「人」です。仲間と力を合わせ、挑戦の中で学び合う過程こそ、真のリーダーシップを育む場となります。行動を通じた学びが人を成長させ、未来を切り拓く力となります。私自身、考え、決断し、実行する力がいかに重要かを痛感しました。一人では決して生み出せない変化も、仲間と共に挑むことで現実になります。2026年度の運動の基軸は、「人が成長するか」「仲間がつながるか」「地域が笑顔になるか」です。
まず、会員育成では、JC運動の意義を理解し、能動的に行動できる環境を整えます。互いに学び、支え合い、ともに挑戦する中で、自立したリーダーとして成長できる組織風土を築きます。また、青少年育成では、子どもたちが「自ら考え、実行する力」を育む体験の場を創出し、夢や志の大切さを伝えてまいります。
「誰の笑顔につながるか」を常に問い、誇りと責任を持って挑戦します。個々の成長が組織を強くし、やがては地域を牽引する力となり、まちの持続的な発展へとつながります。青年会議所で培ったリーダーシップ、責任感、共感力を備えた人財が地域で力を発揮することで、人が育ち、まちが育つ好循環を生み出します。
4.一丸となって挑む会員拡大
会員拡大は全員で挑むべき重要な運動です。数の増加を目的とするのではなく、JCの理念に共感し、志をともにできる仲間を迎えることに真価があります。私は、メンバー一人ひとりが自分の言葉で「JCに入ってよかった」と語れることが、最大の拡大力だと信じています。会員拡大とは、想いの共有によって生まれる絆です。一人ひとりがJCの存在意義を理解し、自らの言葉で語ることで、組織の価値は地域に浸透していきます。
一丸となって挑む会員拡大は、組織の多様性を高め、新しい発想と行動を生み出します。それこそが、地域により新たな価値をもたらす原動力となります。
5.終わりに
挑戦は時に苦しく、勇気を試されるものです。しかし、一歩を踏み出さなければ、何も変わりません。私は、「挑む覚悟が未来を創る」と信じています。挑戦する者が増えれば、組織も地域も変わる。理事長として、自らが動き、仲間と前へ進むことで、組織に力を与え、地域に希望と笑顔をもたらしてまいります。
高萩青年会議所は58年目を迎えます。築かれた歴史を次代へと受け継ぐ希望とするために、来たる60周年を“終着点”ではなく“新たな出発点”とし、挑戦と笑顔が循環し続ける組織であり続けるために、覚悟をもって行動しなければなりません。
会員一人ひとりが挑戦を自らのものとし、成長を重ね、その力を地域に還元することで、高萩青年会議所の存在意義を示していきましょう。苦難を恐れず、誇りを胸に挑戦し続けよう。
「挑戦心 〜Go Forward Together〜」
私たちは行動で未来を創る。共に歩み、共に挑み、共に笑う。その先に高萩の新たな時代があると信じて。
