事上磨錬 ~Better to ask the way than go astray~

1.はじめに
1969年に全国で409番目に会員会議所として設立され、「明るい豊かな社会の実現」を理想とし、高萩市の発展のためにご尽力頂きました偉大な先輩諸兄姉が青年会議所運動を展開されてきました事実に敬意と感謝を申し上げます。
本年、一般社団法人高萩青年会議所は54年目を迎えることができました。この名実ともに偉大となった組織に2018年度に入会を承認して頂き、約4年間と短い期間ではありますが数々の経験や学びの場を与えて頂き、更には第54代の理事長という責任ある職をお預かりするにあたり、今一度、自身を見つめ直し会議の重要性や伝統の継承、そして未来を見据え困難に立ち向かう姿勢を忘れる事の無いように、メンバー全員の成長と地域社会への貢献を目指して青年会議所運動に邁進して参ります。

2. まちづくりについて
一般社団法人高萩青年会議所は、これまで高萩市のまちづくりについて本気で考え問題解決に取り組んで参りました。しかしながら近年では、市民数の減少、出生率の低下、経済力の減少、市全体の半数以上を占める山林や未利用地の増加など、数値でも明らかになるほどの課題が解決されないまま残存されています。これらの課題は高萩(まち)の発展とは真逆の状況を表しているのではないでしょうか。これまで実行してきたことに意味は無かったのか、情熱を持って考動する人が居なくなってしまったのか。そうではありません。やはり課題解決の第一歩としてヒアリングをし、行政の掲げる中長期ビジョンと相互作用になるようなロードマップに即した運動の継続が必要であります。
また、2020年から世界的なパンデミックを引き起こし、その変異速度の速さから人類の脅威となった新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、様々な面で自粛が続く中、活気溢れる祭事や自然環境を活かした観光産業も例外なく形を変える事を余儀なくされました。しかし、地域の人々が諦めたわけではないように我々JAYCEEも確固たる信念を胸に掲げた同志と力を合わせ、英知と勇気と情熱をもって持続可能な地域社会への変革を目指した事業構築に取り組んで参ります。

3. 組織づくりについて
青年会議所の運動は、決して一人でできるものではありません。人生最後の学び舎と謳われるJCですが、時代背景や人口増減の地域差による影響もあり毎年定量的に会員が増加されるというものでもありません。しかし、仲間との建設的な議論や協力をもってリーダーとなれる人財を一人でも多く輩出できるようトレーニングを積むことで組織強化に繋げます。たとえメンバーの年齢や性別割合にバランスを欠いたとしても、個の生活や多様性を受け入れ、誰一人として取り残さず、ともに成長できる慈愛の心を持った青年に成長できる環境を整備することに努めて参ります。
また、これからの未来を創造し、如何なる困難に立ち向かうためにも、会員拡大と人財育成が急務となります。そのためには、理念の継承と、大きな方向性と情報の共有をし、一丸となって運動を展開することで、より魅力的な一体感のある青年の団体として地域から必要とされる組織づくりに取り組んで参ります。

4.人財育成について
組織を構成するうえで必要不可欠な人財発掘及び育成についても、青年会議所が担うべき責務であります。近年ではSNSや動画配信プラットフォームの発展や普及により個人レベルでの発信が容易な時代となりましたが、青年会議所が組織である為には個の集合体である必要があり、更には眼前の創立55周年、60周年更にその先の未来永劫へ発展し続ける為に情報を共有して入会候補者にアプローチしていくことで、視野の広角化や行動力の向上トレーニングに繋げて参ります。
また、個人のスキルアップも必要不可欠です。誰かに何かを教授する際に必要なのは知識ではありますが、真の知識とは実践に基づく経験であることが重要であります。その中でもすべての事象の起点となる、特に重要なスキルとして「傾聴」に意識をおき、実践を積んで参ります。

5.終わりに
生物とは絶命を回避するために恐怖という感情を抱きますが、それが無ければ何事も成しえることができるでしょう。では何が恐怖の正体なのでしょうか。これには無数の解があって当然ですが、「知らない」ということが引き金になることが経験上、多々あります。ですから、知るためにも傾聴が必要になり、得た情報を基に考動することで困難にも真正面から対峙できる強固なJAYCEEを目指し仲間とともに全力で邁進して参りましょう。
そして、高萩青年会議所も多くの方々の支えなくしては存続できません。特に、LOMのメンバーやその家族から、貴重な時間を割くことを許して頂いて青年会議所運動に取り組めているとするならば、それは最早「愛」でしかありません。愛とは文字通り真心であります。その心の上に在ってこそ「志」です。これから来る同じ志を持った仲間のためにも、新時代を切り開く旗手となり、より良い未来を目指し明日への一歩を踏み出しましょう!