一生懸命 ~Let`s do it!~

1.はじめに
「はい」か「YES」か「喜んで」
この言葉は、私が高萩青年会議所に入会したての時に衝撃を受け、今も大切にしている言葉です。社会は「お願いをする」ことと「お願いをされる」ことの相互作用で成り立っています。頼まれごとは試されごとと信じぬき、できない理由より、どうすればできるのかを考え、どんな困難な状況のなかでも挑戦してきました。
1969 年に設立した一般社団法人高萩青年会議所は57年目を迎えます。先輩諸兄姉の皆様が明るい豊かな社会の実現を理想に掲げ、今日まで受け継がれてき伝統と気概を胸に、高萩青年会議所第57代理事長として、今まで以上に地域に愛され必要とされる組織にしていくことをお約致します。また、社会と人間力の開発は青年会議所の使命であります。仲間と共に自己研鑽にみ、お互いの友情を信じ、青年の英知と勇気と情熱を胸に地域社会の発展の為、青年会議所運動を展開して参ります。

2. 考動できる人材の育成
なぜ、青年会議所に入会したのか。少なからず、現状に課題を感じ、何かを変えたいと思い、入会したのではないでしょうか。しかし、人間は変化を嫌う動物であり、無意識に現状維持を選んでしまいます。それでも、青年会議所のメンバーになるということは、大きな挑戦への一歩です。私は行動こそが未来を切り拓く鍵だと信じています。行動することで、新しい考えが生まれ、また行動する。そして、また考える。仲間と共に手を取り合い、失敗を恐れず、地域の未来を切り拓いていきましょう。青年会議所は、青年が社会により良い変化をもたらすためにリーダーシップの開発と成長の機会を提供する団体です。
改めて個々のメンバーに向き合い、成長の機会を提供しましょう。

3.  共感を基盤とする会員拡大
青年会議所に入会してから、「まちづくりはひとづくりである」と、幾度となく耳にしてきました。会員拡大は、単に人数を増やすことではなく、青年会議所の運動や理念、目指す未来に共感する人々を迎えることで、組織は多様な視点や新しいアイデアを基に地域を創新することが可能となり、組織力をさらに強化することができます。しかし、共感は一方的な勧誘で生まれるのではなく、青年会議所の運動や価値観に自らが誇りと信念を持つことが大前提です。会員一人ひとりがその意義を深く理解し、他者に伝え共感を広げることで、より多くの青年が自然と集まることができます。「人を育てる」と「まちを良くする」は常に隣り合わせにあります。どちらかが欠けてもまちは衰退し、組織は消滅してしまいます。だからこそ、一人でも多くの青年達に成長の機会を提供することが青年会議所の責任でもあります。リーダーシップやコミュニケーションスキルの向上、組織としての運動を通じて、自らの限界に挑戦し成長できる場を提供することで、青年会議所の中だけではなく、地域のリーダーとして一人ひとりが力を発揮できるようになります。地域の発展と青年会議所の発展は切り離せないことであり、明るい豊かな社会の実現のため、数の増加ではなく質の向上に重きを置き、最重要課題として取り組んで参りましょう。

4. さあ、まちを変えよう
私たち青年会議所は地域とともに歩み、地域とともに成長し、地域の未来をより良くするために、メンバーや関わるまちの人々の意識を変革し、時代に負けない明るい豊かな社会を創造すことが必要です。しかし、まちの抱える課題は複雑化しており、予測が困難な状況となっています。日本全体で抱える社会課題や地方特有の社会課題など、行政だけでは課題解決をすることが極めて難しく、官民が共に手を取る協働の必要性、重要性が求められています。いつの時代も課題解決の運動を進めてきた青年会議所だからこそ、まちの先頭に立ち率先してけん引していくことが必要であり、より一層地域にアンテナを張り巡らせ、社会をより良く変革するためにまちと向き合い、ひとと向き合い、最善を求め続けていきましょう。

5.終わりに
私たち青年会議所だからこそ、大きな声で理想を叫び、夢を語り、実現にむけて実行していく。それが、夢物語であったとしても、青年会議所のプライドを持ち、地域のリーダーの一人であると誇りを持ち、まちとひとに発展と成長の機会を提供し続けてまいります。

他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる。

さあ、いこう。理想の世界に。